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日本経済の真実 / 辛坊治郎、辛坊正記 


日本経済の真実―ある日、この国は破産します日本経済の真実―ある日、この国は破産します
(2010/04)
辛坊 治郎、辛坊 正記 他

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順番はあべこべだが「日本の恐ろしい真実」を読んだ勢いで2冊目。

全5章で構成されているが、第1章「暴論に騙されないための日本経済入門」に全体の半分以上の紙幅を割いている。この部分で経済学素人にも一から解るように説明してくれているので、予備知識がなくともすらすら読める。
・GDP、貯蓄、投資、株、借金、金利、為替とは
・何が経済成長を決めるのか
・デフレとは、インフレとは
・財政の役割、金融の役割とは
・これらの項目について、日本の現状がどうで、世界とどう乖離しているのか
そういった、今までニュースでは何となく聞き流していたような部分まで、これ一冊でかなり理解できるようになった気がする。具体的な例を挙げ、それぞれの指標や数字の経済や社会の中での本質的な意味まで教えてくれる。しかしこの「本質的な意味」には、もしかしたら学術的な経済学の教科書とは違う著者のオリジナルな解釈が含まれているかもしれないことには、一応注意しておきたい。中でも、「なぜ経済成長しなくてはいけないのか」という長年感じていた疑問に、ある程度自分なりの答えを持てたことが大きな収穫だった。一応自分の言葉でまとめておくとだいたいこんな↓感じだろうか。

"海外に頼らず1.3億人を食わす方法はない(p197)"というのがこの国が抱える最大の問題であり大前提。世界の大半が資本主義を採用して動いているのも大前提。"「生産」と「分配」(と「支出」)は同じGDPを3つの側面から見たものであり、それぞれの額は同じ(p23)"であるのも大原則。ここから出発して考える。
「なんで経済成長しなきゃいけないの?」
『経済成長しない⇔生産が増えない⇔分配が増えない⇔生活水準が横ばいor下がる』
『むしろ向上の努力なくしては生活水準は下がっていくんじゃね?』
「生活水準とか多少下がってもよくね?」
『多少って、どこまでを許容する?少しでもそのスタンスを許容する⇒医療福祉の崩壊、最終的には餓死』


後半は、高度経済成長・バブル・失われた10年といった、日本経済が破綻寸前に至った経緯を検証し、その後の小泉内閣の構造改革が方向性としては間違っていなかったことを指摘する。小泉政権時代以降、彼が諸悪の根源のように批判されているのはおかしいと、様々な統計データを示して説明してある。少なくとも小泉政権の期間中、株価や失業率や格差の指数などは改善傾向にあったことは、厳然たる事実であるらしい。

具体的な議論に参加するには、やはり経済学の知識がなさすぎるのだけれど、"トンデモ評論家のゴミのような見解(p5)"に簡単に騙されない程度には賢くなれたかな。
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