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私たちは、なぜ放射線の話をするのか / 木元教子、碧海酉癸、東嶋和子 


私たちは、なぜ放射線の話をするのか (WACテーマBOOK)私たちは、なぜ放射線の話をするのか (WACテーマBOOK)
(2008/08)
木元 教子、東嶋 和子 他

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133ページ。表紙で「1時間で読める」と謳っている。

久しぶりに時間の無駄だと思える読書体験だった。これはとても鼎談とは呼べない。単なる井戸端会議をまとめた本でした。全体を通して、何を前提に置いて何を目的として話しているのかさっぱり分からない。何となくわぁわぁと私見を述べ合っているだけにしか見えない。細かいの言説を見ても、論理の飛躍や無根拠な言葉が多い。仮にも識者として出版する会話の中で「たぶん」という情報を元に議論を進めるなよ。突っ込みどころに付箋を貼りながら読んでいたら、本の「天」が非常にカラフルになりました。

もしかして、完全に思考停止だった人が手に取ったら、自分で少しは考えようという契機にはなるのかもしれない。それにしても誰も他者に反論しないので議論にもならず面白くないし、啓発が目的ならもっと良い本はたくさんあると思う。無理矢理フォローしておくなら、これは2008年の「平時」に書かれた本なので、「有事」である今読むと緊迫感の差異が大きい、ということはあるかもしれない。

タイトルにある、「なぜ放射線の話をするのか」。これに対しては「原子力が役立っていること、自然状態にも放射線はありふれていること、などについての市民の理解が足りない。だから、"私たちが"放射線科学について話をして啓発するしかない」という見解だと受け止めた。しかし彼女たちの話はそこで終わっている。では我々読者はどうすべきなのかということをもう少しはっきり示さないと、何のために企画された本なのか分からない。現状がどうで、課題が何で、解決の為にはどういう道筋が有り得る、というテーマの骨子が見えやすいように構成し直してくれ。

本書では触れていない最大の問題点は、本来は科学的観点のみで判断するべき基準値・規制値の決定プロセスに、政治やビジネスなどが絡んで妥当ではない値が定められている(らしい)という点。ソースは主に武田邦彦先生。

本書で触れられている最大の問題点wは、放射能を無根拠に怖がるなと主張しているくせに、核兵器に関しては頭ごなしに否定している点。エネルギー政策については多少勉強して識ってる人たちなのかもしれない。しかし原子力の技術を軍事利用するかどうかという問題は、安全保障の問題であり国際政治の問題であるわけで、その議論を拒否するスタンスは大いに疑問。挙げ句の果てには"核武装を主張する日本人は打ち首(p121)"(木元)とか平気で口走る。この神経はちょっと怖い。

3人の経歴を眺めてみると、それぞれがマスコミ出身者である。そんな高名な御三方が、無責任な御高説を好きなだけ喚き散らした後、挙げ句の果ての果てに言うのは「メディアリテラシーを高めよう(p122)」。んな滅茶苦茶な話があるかよ。もう失笑するしかない。
木元教子:評論家。立教大学法学部卒。元TBSアナ。前内閣府原子力委員会委員。
■碧海酉癸:生活消費アドバイザー。東京大学文学部卒。元TBSディレクター。
東嶋和子:科学ジャーナリスト。筑波大学比較文化学類卒。元読売新聞記者。


…ふぅ。叩きすぎた。というか木元さんのWikipediaの来歴に「無責任きわまりない原発推進派の一人」って書いてある…。わろた。



追記:角度は違うけど他の人もボロクソに貶しててわろた。
■ワックわく放射線リゾート(ワーストブログインジャパン)
■こんな時だからこそ「放射線三姉妹」(木元教子・碧海酉葵・東嶋和子)に放射線を語ってもらおうじゃないか。。。&、被災地支援、福島第一4号機がボギャンのことなど。。。(風の歌が聞こえる街)
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