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えっ、ボクがやるんですか? / 播磨早苗 


えっ、ボクがやるんですか? 部下に教えたい、社会人のものの言い方100えっ、ボクがやるんですか? 部下に教えたい、社会人のものの言い方100
(2011/05/25)
播摩早苗

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対人関係に対する価値観は「ものの言い方」に現れるというコンセプトの下、ベテラン社員には理解できない(?)新入社員の言動を100個ピックアップして紹介している。更にそれに対してどう教育すべきかがアドバイスされている。

その100のNGワードを脈絡なく列挙する構成になっており、まとまりがないので読み飽きる。学生の目から見てもおかしい台詞と学校社会とビジネス社会のギャップによる台詞、社内での常識に関する言動と取引先とのビジネスマナーに関する言動も混在している。類似する台詞や関連する台詞をカテゴライズして章立てした方が読みやすく、メリハリもつく気がした。そもそものネタ被りや矛盾も多く、面白く読める本でもない。"入社式に親を連れて来ました(p34)"なんて人が実在するのには驚いたが、ネタ(?)の多くは社会人未経験の自分でも違和感を覚える台詞であった。

ピントがずれたアドバイスも多いように感じた。
例えば、すぐ泣く新入社員に対して、"泣いてしまうと「扱いにくい新人」のレッテルを貼られ、次回からアドバイスしてもらえなくなり本人にとっても損なのです(p165)"という事実を論理的に伝えれば"自分の行為を客観視できるようになり、納得(p165)"するとあるが、泣いてしまう人だって損得勘定で泣くわけじゃないだろうと思う。戦略的に涙を流す女の子は知らんけどw

"会社は就労時間が決まっています。しかし、その時間拘束されていることの対価として、給料が支払われているという意識でいてはつとまりません(p63)"という言い回しなんかは、2ちゃんねる辺りで書き込んだら社畜乙wとか言われそうだし、押しつけがましい著者の労働哲学には違和感があった。…という辺りが、所詮「今時の若者」であり、学生である部分なのかも知れない。

とはいえ、社会人未満の身としては勉強になる部分もあるにはあった。
例えば、上司からの職務上の指示・命令は絶対(p23、103)であるという意識。"根拠や意味をきかれて、上司が明快に答えられるとは限りません。複雑化しているビジネスの中で、さまざまな事情が絡んで、何度か改訂され、分かりにくい作業手順やマニュアルになっていることもあります(p113)"という社会の事情を汲み取る姿勢。時系列に沿って説明しがちになるが、まず始めに報告なのか相談なのか質問なのかを述べてから本題に入るべきだ(p123)ということ。

会社と新入社員の両者が、こういった学生と社会人の目線の違い・目的の違いを意識して、乗り越えようとする姿勢が必要だと思った。
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