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ウソから始まる恋と仕事の成功術 / リッキー・ジャーヴェイス 

WOWOWにて町山智浩の映画塾と一緒に。

なかなか面白い映画だったけど日本では劇場公開もDVD発売もされていないらしい。

嘘という概念が存在しない人間社会で、ただひとり、嘘を吐くことを思いついてしまった男の物語。邦題に偽りアリ。ホントに酷い邦題。原題はストレートに『The Invention of Lying』で、内容的にも、嘘のない世界で嘘を発明してしまったらどうなるかという、壮大な思考実験でもある。

この映画での前提となっている「嘘がない世界」は、むしろ「人々が思ったことを全て口に出す世界」という様相。すなわち、この映画世界の人間には、「思ったことを口に出さない」という選択肢も完全に想定外になっている。なので、相手の言葉を疑うというスタンスがなく、「Really!?」とか「Oh my god!」とかいうリアクションもない。日常会話は淡々と進み、不思議なテンポになってる。


結果的には、世界でただ一人嘘を知った主人公は「神」と等しい存在になってしまう。「神はウソである」という一つのテーマを堂々と提示したことで、アメリカでは公開時に騒然となったらしい。この辺りの受け取り方は、欧米と日本ではやっぱり違うんだろうなあ。

どっかのエントリでも書いたけど、人間の定義として「ウソを吐く動物」というのが考えられるのではないかと思ったりすることがある。哲学的にも深いテーマが込められた良作だった。



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たまに思い出しては気になるので追記。

序盤。会社のオフィスでの会話で、明らかに皮肉である台詞があった。皮肉というのは、敢えて反対のことを言って揶揄するものであり、ようするにウソだ。Really?という台詞さえ剥奪された人類が皮肉的なことを発言するのはおかしくないだろうか。
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