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大麻ヒステリー / 武田邦彦 


大麻ヒステリー (光文社新書)大麻ヒステリー (光文社新書)
(2009/06/17)
武田 邦彦

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最近いろいろ物議を醸しまくる武田先生の、大麻に関するレポート。2009年の本。

大麻についての私の認識は、他の薬物と同様に、とにもかくにも「ダメ、ゼッタイ」だった。学校でもそのように教わってきたし、マスコミの報道でも大麻所持の学生が吊し上げられているのを目にする。一般的にもそんなもんだと受け止められているし、ウチの大学でも(奇しくも本書発売の1週間後に)薬物乱用根絶宣言なるものが学長から学生に向けて発信されており、大麻が危険薬物の筆頭のように扱われている。

そして「一般的にもそんなもんだと受け止められている」ことに切り込んでいくのが、我らが邦ちゃんです。

1)日本の大麻取締法は戦後の占領政策の一環でアメリカから押し付けられたもの。しかし日本では2000年にわたって普通の作物として大麻を栽培していろんな用途に利用してきた。アメリカにしても、歴史の行きがかり上でできた法律だった。日本人による大麻の妥当性の検証は一切行われていない。

2)大麻は植物の名前である。仮に痲薬として指定するにしても問題になるのはカンナビノールという化合物である。カンナビノールを含む大麻と含まない大麻がある。

3)マリファナ(大麻のタバコ)は、嗜好品の中ではアルコール・煙草・コーヒーより習慣性・痲薬生が明らかに弱い。大麻が他の痲薬の入り口になることもない。


以上のような論点を、様々な角度から、分かりやすく教えてくれる。そして最終的には大麻の規制を解いて日本では嗜好品として認めるのが妥当であるだろうという見解を示す。


私は本書を読んで非常に納得したし、この提案には全面的に賛成だが、それでも長年のマスコミの洗脳(?)の成果で、大麻に対する悪印象が拭えない人もいるだろう。しかしそれはそれで良いのだ。みんなで正確な情報を共有して議論すればいい。ある意味、それをサボっていることに懸念を呈しているだけだ。別に武田先生にしたって、マリファナをやりたいわけではないと思われる。

科学的事実や社会的状況や日本古来の伝統とあまりに矛盾した法律により、今日も「冤罪」の人が逮捕されている現実。それを知ってどう感じるのかという話。本書の副題に「思考停止になる日本人」とある。環境も外交も戦争も教育も政治も経済も、日本の抱えるありとあらゆる問題点が、この一言に集約されるように思える今日この頃です。どうしたらいいんでしょうね。どうしましょうね。


ちなみに所謂「大麻」はいろいろな呼び名で呼ばれており、植物としての「大麻」は大麻草・カンナビス・ヘンプなど、嗜好品としての「大麻」は大麻樹脂・マリファナ・ハシシなどと使い分けられているらしい。大麻=マリファナということすら知らなかった。。そんなんでダメゼッタイも糞もないよね、と反省させられた。
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