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はじめての支那論 / 小林よしのり、有本香 


はじめての支那論<br>中華思想の正体と日本の覚悟 (幻冬舎新書)はじめての支那論
中華思想の正体と日本の覚悟 (幻冬舎新書)

(2011/07/28)
小林 よしのり、有本 香 他

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漫画家とジャーナリスト。二人のナショナリストによる対談。勉強になる指摘は多い気がするが、いろんなトピックについて矢継ぎ早に語っていくので、全体として散漫な印象。「はじめての支那論」と銘打つからには、各トピックに対するもう少し親切な解説をして欲しかった。あと、何か出来事について語るときにソースを明らかにするという態度が必要だと感じた。ネット文脈に染まりすぎだろうか。

しかし全体として、お互いの意見に迎合しないで、(特に有本氏が)両者の意見の違いを浮き彫りにしようとしていたのが良かった。基本的には同じスタンスの両者による対談だが、意見が異なる細部ではきちんと「議論」になっている。


そんな本書おける大きなキーワードの一つが「グローバリズム」である。とにかく世界はグローバリゼーションの方向に進んでいるんだから日本も積極的にそれに乗るべきだ(或いは、乗らざるを得ない)という論調を、昨今よく聞くが、小林氏はその流れに警鐘を鳴らす。

曰く、アメリカの目指す「グローバリズム」と中国の目指す「全球化」は同じことであり、"多国籍展開を認めざるを得ない、グローバリズムはやむを得ないというのは、進歩主義というイデオロギーにはまっているからであって、自由貿易をドグマにしてはいけない(p154)"と言う。

こういう視点はあまり持ったことがなかったので、目から鱗が落ちた。ナショナリストと自負する有本氏ですら、そのように述べている。それほどまでに、IT革命を切っ掛けに、グローバリズムというスローガンに世界が洗脳されているということだろう。

だからといって、小林氏が唱えるほどの反グローバリズムも極端に過ぎる。グローバリズム・全球化の波に乗るかどうか、ひいては資本主義経済一辺倒で本当にいいのか、日本という国がどこまでの「幸せ」を獲得すべきなのかというところに、日本人全体としての納得を求めなくてはならないと思う。

ゴー宣も読んだことないし、小林よしのりについては詳しくは知らなかったけれど、純度の高いナショナリストなんだと感じた。ここまで「日本在りき」の論説というのは、今まであまり聞いたことがなかった。しかしp202からのAKB礼賛の話はやっぱり浮いてるし、有本氏も苦笑しながら聞いてるように読めるぞw
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