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鬼物語 / 西尾維新 


鬼物語 (講談社BOX)鬼物語 (講談社BOX)
(2011/09/29)
西尾 維新

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一冊の小説作品としては別に面白くない。文章量的にわけると、幼女と少女と童女に囲まれてロリハーレムでいちゃいちゃ雑談してるシーンが5割、『一人目の眷属』にも纏わる忍の昔語りが3割、ストーリー展開が2割。そんな印象。まあでも、最後にエロロ木さんと八九寺とのメタ漫才(というか著者の出版哲学とかコンテンツ哲学)を存分に堪能できたのは良かった。

物語シリーズの細かい設定はほとんど後付けだってどこかの後書きで書いてた気がするけど、よくそれでここまで話を編み込めるというのは素直に感心する。なんというか、ストーリーとしては全然大したことないんだけど、登場人物の思考過程とか行動基準とかキャラ設定とかの筋の通し方が徹底している…ように見せかける戯言力がすごい。

本書についてもそうで、八九寺の存在が今まで宙ぶらりんだったのが意図した設定であったのかどうかは分からないけれど、それを伏線として無理矢理物語を組み立てていて、そこに一定の説得力を与えているのがすごいのです。

他にも要チェックポイントだと思ったこととして、
・怪異は語り部になれない
・怪異はメタ発言をしていい
という裏ルール(?)が序盤で披露されていたけど、その辺りの言い回しも含めて伏線になっていたわけで、やはり西尾維新、侮りが難し。

オチというか鬼物語としてのラストは、著者にしては珍しく普通でしんみりしたENDでしたね。
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