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西の果てまで、シベリア鉄道で / 大崎善生 


西の果てまで、シベリア鉄道で - ユーラシア大陸横断旅行記西の果てまで、シベリア鉄道で - ユーラシア大陸横断旅行記
(2012/03/23)
大崎 善生

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"作家としてデビューして十年になるが、この長い旅は私にとって充電も意味していた。書くことによって放出を続けたエネルギーを充電する。ユーラシアという大地にプラグを差し込み、バッテリーを充電するような気持ちで私は列車の旅を続けていた。"

ああ、とても大崎さんらしい表現だなあと感じる。

この本はタイトルの通り、著者がユーラシア大陸を鉄道だけで横断した旅行記である。東端のウラジオストクから西端のリスボンまで。1.5万km以上の道のりを、寄り道もしながら50日以上のあいだ電車に揺られていたらしい。シベリア鉄道という走る監獄の中でいいちこを飲んでウォッカを飲んで、ヨーロッパで自著の聖地巡りをしてビールを飲んでワインを飲む日々。なんて素敵なんだろう。いいなあ。

"夜通し、うとうとしたりワインを飲んだりしながら窓の外を眺めていた。リスボンまであと四時間ほどだろうか。ユーラシアの端から端までいったい何百時間、こうして窓の外を眺めていたかわからない。尾てい骨のあたりがジーンと痺れてきていて、それがまるで与えられた勲章のようにも思える。尻がジーンとシビレア鉄道なのである。"

この旅のきっかけは単なる衝動で、最終的には小説の取材が目的になったそうだ。ここでのネタは、1年半前に出版された『ユーラシアの双子』に結実しているようだが、私は未読なのでこの小説を読むのも楽しみ。

しかしこの本自体は、著者のファンとしてはいろいろ裏話も含めて楽しめたけれど、一般に旅行記として面白いかというと、多分微妙なんじゃないかと思う。そもそも、写真のページも含めて125ページと、とても薄くて文章が少ないのが物足りない。酒ばっか飲んでてあんまりメモ取ってなかったんじゃないの?w

書き方も旅行記録そのものみたいな感じだったので、もうちょっとエッセイエッセイした文章が読みたかったなあ。それでも、こんな大人な(?)旅は素直に面白そうで、ヨーロッパ行ってみたい!!!という気持ちが高まった。シベリア鉄道はやめたほうが良さそうだけどw


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