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生物多様性のウソ / 武田邦彦 


生物多様性のウソ (小学館101新書)生物多様性のウソ (小学館101新書)
(2011/06/01)
武田 邦彦

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口を開けば物議を醸す学者・武田邦彦。環境問題、エネルギー問題、原発問題、大麻問題など、常に多数派の通説に真っ向から反対する論陣を張っていて、いろんな意味で大変面白いです。今回は「生物多様性って大事だよね」という恐らく大多数の人が支持するであろう主張を滅多斬りにしていきます。

少し前にトキの放鳥に全国が沸きました。
■朝日新聞:佐渡の放鳥トキにひな誕生 自然界では36年ぶり
しかし私は一連の報道を見ていて、違和感を覚えました。「日本にいたニッポニアニッポンは絶滅したんじゃないの?中国から人間が持ってきて放鳥したトキもあなたたちがいう「自然」と同列に語って良いの?外来種と何が違うの?」と。帯で煽っているように、本書でもトキの放鳥について触れられています。そこから外来種という概念にもツッコミを入れつつ、絶滅なくして進化なしというフレーズとともに、オーストラリアで最も繁殖した凶暴な外来種は「イギリス人」とまで言ってます。エキサイティングですねw


総論としてはいつも通り大賛成できる著者ですが、各論にはいつも通り突っ込みどころが満載です。細かいことに無頓着に適当なことを書きまくるからです。
■Togetter:武田邦彦氏「生物多様性のウソ」に関するツッコミ
まあこのツッコミにも反論のしようはありますが、著者の記述に問題が多いのは事実です。武田邦彦を楽しむには独特のリテラシーが必要になります。


著者の本はいつもそうですが、これも生態学の通説に切り込む本というより、社会哲学・人間哲学の本として読む方が得るところが大きいと思います。最終章「人間に地球が壊せるか?」にこんな記述がありました。 
 最近の現代社会ではお年寄りの「年金」という問題がありますが、これも生物界では特殊なものです。年金は若い人が働いてお年寄りの生活を保障するという考え方ですが、動物でも「親が子供を育てる」ということはあっても、「子が親の面倒を見る」などということはまったくありあません。
 当然のことですが、子供が育ったら親は生きている価値がないからです。
個体は死ぬるべき時節には死ぬがよく候だし、種も絶滅すべき時節には絶滅するがよく候。本当にそう思います。異論反論は大歓迎です。
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